2016年2月25日9:00
ATMで現金を引出すときに必要なものは、カードだった。しかしいま、欧米ではカードレスで出金できるサービスが拡大している。
金融ソリューション大手のFISは、カードレスキャッシュを開発した。事前にモバイルバンキングで出金を予約(注文)。ATM でモバイルキャッシュアクセスを選択すると、スクリーンにQRコードが表示される。それをスキャンすると現金が出てくるという仕組みだ。
このサービスにペイパルも乗った。ペイパルが2015年4月に買収したペイディアント(Paydiant)も参加。ペイディアントはモバイルQRコード決済の先駆者である。
カードレスキャッシュは、BMOハリス銀行やウィントラスト(Wintrust)、WSFSなど20行が活用している。現在FISのカードレスキャッシュが使えるATMは全米に2,000台。今後80,000台以上に拡大する予定だ。