2016年5月10日9:00
グーグルグラスは死んだ。グラス型ウェアラブルは使えない。と思い込んでいた人は、考えを改めなければならないだろう。
医療分野でグーグルグラスが成果を上げている。サンフランシスコのフィンテック、オーギュメディクス(Augmedix)がグーグルグラスをベースに開発したソリューションである。
患者の電子カルテなどの医療情報をグラスに映し出すので、医師の生産性が大幅にアップ。オーギュメディクスによると、1週間に15時間節約できるという。
従来はパソコンのデータを参照していたが、ウェアラブルでデータをチェックできるので、問診に時間が割けるようになった。
オーギュメディクスはグーグルの持株会社アルファベットのオーソライズパートナーである。今回レッドマイル(Redmile Group)のリードで1,700万ドルを調達。これまでに調達した総額は4,000万ドルになった。