2016年8月11日9:00
クラウドサービスはセキュリティに不安がある。大手金融機関では使えない。という声が減少し、積極的に利用しようという流れに変わってきた。
世界の大手金融機関38社のうち、25社がマイクロソフトと契約し、アプリケーションをクラウドに載せはじめている。マイクロソフトによると、この6カ月間の勢いは激烈だという。
なぜクラウドに傾注しはじめたのか。フィンテックベンチャーがクラウドを活用したユニークなサービスを低価格で次々に立上げ、既存金融サービスの脅威になってきたからだ。
大手金融機関は対抗上、革新のスピードを上げなければならない。コストも削減しなければならない。このニーズに対応するためにはクラウドが必須となっているのである。