2016年10月31日23:00
ジャックスは、日本アイ・ビー・エム(日本 IBM)と協同して、災害時でも事業を継続できるよう基幹業務システム「JANET(ジャネット)」のバックアップ・センターを構築し、2016年10月23日よりホストシステムで保有するデータコピーの運用を開始したと発表した。
ジャックスは、第12次中期3カ年経営計画「ACT-Σ(アクト・シグマ)」において掲げているビジョン「日本を代表する先進的なコンシューマーファイナンスカンパニー」へと飛躍すべく取り組みを行っている。その重点方針として「高度なCSRの実践」を掲げており、これを支えるITインフラには、災害時でも速やかに事業継続できるためのバックアップ・センターを構築し、リスクマネジメントの強化と事業継続体制の実効性向上が求められていた。
24時間365日の稼働を実現している基幹システム「JANET(ジャネット)」は、ジャックス、日本IBMが協同して開発・運用を継続してきた。現在、本番システムは日本IBMの東日本のデータセンターで稼働している。このほど、この本番システムと関連システムのバックアップ・システムを、距離的に離れた西日本の IBM のデータセンターに構築し、事業継続性を強化した。
「JANET」は、加盟店ごとの独特の決済や例外処理など高度で複雑な処理に柔軟に対応できることを特長としており、災害発生時においても確実に業務を継続していくためバックアップの目標復旧時間を定めている。また今後、順次バックアップ対象システムを拡大していくそうだ。