2016年11月24日9:00
オルタナティブ融資がフィンテックブームに火をつけたが、その勢いは風前の灯し火になってきた。レンディングクラブのCEOが辞任したのは5月。今度はプロスパー(Prosper)のCEOが辞任した。
辞任するのはAaron Vermut氏。12月1日から新たにCEOとなるのはDavid Kimball氏である。Kimball氏は2016年3月にCFOとしてプロスパーに参画している。
辞任の理由は業績低迷。プロスパーの収益は借り手からの手数料。ところが借り手が減少するにしたがい、貸倒が増えはじめた。2016年上半期の損失は5,310万ドル。前年同期の1,350万ドルから約4倍になっている。
5月には28%の人員削減を実施。資金調達も厳しく、投資家にアプローチしているが合意に至っていないという。