2016年11月24日18:08
日本IBMは、システムやアプリケーションが高速でスムーズに相互接続するためのソフトウェア「IBM Integration Bus」が、セブン銀行のシステム連携基盤として採用されたと発表した。同システム連携基盤は、セブン銀行が利用者の決済ニーズに応えるサービスとして、2016年10月17日に発行を開始した電子マネー「nanaco」を搭載した「セブン銀行 デビット付きキャッシュカード」に活用されている。
「セブン銀行 デビット付きキャッシュカード」は、「セブン銀行ICキャッシュカード」に「JCBデビットカード」と電子マネー「nanaco」を一体化したカードとなる。デビット機能による支払いは、セブン‐イレブン、イトーヨーカドーをはじめとする国内外のJCB加盟店で利用可能だ。
セブン銀行は、勘定系システムとデビット提供会社との接続にシステム連携基盤を活用している。新たに勘定系と他システムとの接続を追加する際に必要となる情報中継用のゲートウェイを個別に構築する必要がなくなり、新サービスの素早い展開とコスト削減が可能になる。
「IBM Integration Bus」は、金融サービスのシステム間連携で利用される複雑なデータ形式をプログラミング作業なしで扱うことができ、勘定系と他システムの連携を迅速に行うことが可能であるという。また、世界中の金融決済、航空券の予約などの基幹業務を支えているそうだ。