2020年7月22日14:00
アスタリストは、財務会計領域に特化したエンタープライズiPaaS(integration Platform-as-a-Service)の「ActRecipe」がグリーに採用されたと発表した。
ActRecipeは、2019年8月にサービスをローンチし、これまでに大手企業を中心に利用・検討されている。2020年6月には電子決済等代行業者の登録を完了し、銀行APIを活用してSaaSのデータを基に銀行送金を自動化する取り組みを開始した。また、2020年7月には経費精算の払戻をキャッシュレスサービスへ行う取り組みも開始している。
グリーでは、2019年2月より経費精算・管理クラウドである「Concur Expense」を全社で利用し、さらなる業務オペレーションの効率化を要望されていた。アスタリストは、2020年3月にSlack上でConcur Expenseの承認や差戻のオペレーションを完結できる機能の提供を開始しており、今回は同機能の初の採用となる。
具体的には、Concur Expenseの承認依頼をSlackへ通知するために、アスタリストでは「ActRecipeBot」というSlack用アプリケーションを開発した。ActRecipeBotは、通知を受け取るだけでなくSlackの画面上で経費精算の承認や差戻を可能にしているため、承認者はConcur Expenseへログインをすることなく素早く承認や却下の判断を行うことができるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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