2017年2月6日9:00
中国産業情報省の関連団体CINICによると、2016年のモバイル決済利用者は4.69億人で、前年対比31%増となった。
2016年のモバイル登録者数は6.95億人。そのうち68%がモバイル決済を利用していることがわかった。登録者数の伸びは年間10%だった。
モバイル決済を牽引しているのはAlipayとWeChatPay。しかし、中国政府はこれらに対し規制を強化。プリペイド口座の顧客資金を勝手に使えなくする。
両社の決済金額を合わせると100兆円を超える。当局はこれを野放しにできないと考えた。
日本の資金決済法と同様、資金の保全が義務づけられる。金利を生まない省運営の口座に預けなければならない。
規制強化は当然のことなのだが、両社の決済は顧客利便性に優れている。勢いが止まることはない。