2017年3月9日9:00
世界中で事前注文決済が伸びそうだ。特に飲食関係で。米国マクドナルドは事前注文決済サービスを全米で展開すると発表。米国のスクエアは、オーダーアヘッド(OrderAhead)というスタートアップを買収した。
オーダーアヘッドは名前のとおり、事前に注文するサービスをモバイルアプリとウェブで提供している。位置情報をオンにしておくと、近くの飲食店を表示。その中から好きな店と商品メニューを選んで事前に注文する。
あとはその商品を取りに行くだけ。レジに並んで注文の順番を待って支払うというプロセスが不要だ。消費者のショッピング行動の変化に合わせ、スクエアは今後伸びる事前注文決済にいち早く手を打った。
スクエアはフード宅配のキャビア(Caviar)を傘下に抱えている。これとオーダーアヘッドを連動することによって、利便性の高いフードサービスを提供でき、決済処理件数も増えると考えているようだ。
スクエアは5年以内にファストフード売上の半分が事前注文決済になると予想している。
オーダーアヘッドは2012年創業で、本社はサンフランシスコ。これまで3回のラウンドで1,050万ドルを調達している。スクエアの買収金額は未発表だ。