2017年6月29日9:00
インドのモバイル決済サービスPaytmはオンラインモールPaytm Mallも運営している。インドではEコマースが急拡大しているが、この波に乗ろうと、オンラインモール加盟店拡大に動いた。
Paytmのリアル加盟店数は、インド政府のキャッシュレス政策によって、わずか数カ月で350万店に拡大した。この中から、オンライン出店を希望するマーチャントに対し、簡単に出店できるサービスを開始したのである。
マーチャントは店頭にQRを表示。消費者はこのQRをモバイルでスキャンすれば、Paytm Mallのマーチャントサイトにアクセスし、ショッピングできる。
このQRは決済用のものではなく、モール専用のQRで、Paytm Mall QRと呼ばれる。マーチャント固有のQRを発行する。
マーチャントは簡単にオンライン販売が可能になり、顧客のリピート率を上げることができる。大手のマーチャントを取り込む戦略ではなく、地域の中小マーチャントをEコマースの主軸に置く戦略だ。