2017年7月27日13:49
大日本印刷(DNP)は、各種決済サービスを提供するビリングシステムと協業し、電気・水道・ガスなどの公共料金の振込票の支払いを、スマートフォン(スマホ)上で行えるアプリ(iOS、Android OS対応)の提供を、銀行などの金融機関に向けて2018年3月に開始すると発表した。
今回、ビリングシステムが提供するスマホ決済アプリ「PayB」の機能を活用し、公共料金等の振込票にあるバーコードを、スマホのカメラで撮影することで支払いが行えるアプリを共同開発し、DNPがすでに提供している「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」と連携して提供を開始する。
生活者は、同アプリを起動後、氏名や生年月日、口座番号などの基本情報の登録を行い、振込票に印刷されたバーコードをスマホのカメラで撮影すると、支払い金額の明細と引き落とし口座情報の確認画面が表示され、確認後、支払いが完了する。生活者は、コンビニや金融機関に行かずに、振込票支払いが行える。また、同アプリを生活者に利用してもらうことで、金融機関は窓口での振込票受付業務の効率化も図れるという。そのほか、SSL通信でデータを暗号化して送信することにより、安全性を高めている。
DNPは、ビリングシステムと共同で同アプリを金融機関向けに提供するとともに、FinTech関連の各種サービスの充実を図り、2018年度までの2年間累計で4億円の売上を目指す。