2017年10月2日12:30
モリサワは、中小企業庁が実施する「商店街・まちなか集客力向上支援事業」に採択された高松兵庫町商店街組合のインバウンド誘致実証事業において、店頭に設置されたタブレットを通じて訪日外国人に対し多言語による店舗情報案内等を提供するソリューションに「Catalog Pocket」が採用されたと発表した。
同事業は「中小企業庁補助事業」として実施され、外国人観光客の集客と消費需要を拡大するためにICT(スマートフォン、ICカード、デジタルサイネージ、スタンプラリー、多言語翻訳機器、国際決済端末など)を活用することで、商店街への動線を作り出しインバウンドによる地域活性化を図ることを狙いとしている。
「Catalog Pocket」は、兵庫町商店街の9店舗とフェリー乗り場に常設されたタブレット端末にインストールされ、訪日外国人の来店時に必要とされる店舗サービス内容や商品情報(メニューなど)を英語・中文簡体・中文繁体・韓国語・タイ語(日本語含めた6言語)に翻訳したデジタルブックとして閲覧可能とするだけでなく、音声で読み上げることにより、 来店した訪日外国人へのおもてなしを実現するもの。
また、訪日外国人があらかじめ個人情報を登録したICカードをかざすだけで自動的に言語を切り替えて表示を行う機能に対応している。