2017年11月25日9:00
米国百貨店の第3四半期業績は厳しい。顧客離れが進み、売上減少から脱却できない状態にある。
メイシーズの第3四半期売上は前年同期比4%のマイナスになった。第2四半期はマイナス2.8%、第1四半期は5.2%マイナスだった。連続マイナスがつづいている。
JCペニーの第3四半期売上は、前年同期比1.8%ダウン。2017年に130店舗ほどを閉鎖した影響が出たようだ。
ノードストロームの第3四半期売上は2%増えたが、既存店売上は0.9%マイナスだった。売上増は新店舗が寄与している。
この状況を打開するため、メイシーズはロイヤルティプログラムを刷新。優良顧客との関係強化に動いた。ノードストロームは新規出店とサービス拡充を進めている。
JCペニーはEコマース投資を推進。オンライン注文の30%を店頭でピックアップできるようにした。米国の百貨店はアマゾン対応に必死だ。