損保ジャパン日本興亜、「ケータイ・クレポン」でQRコードを活用した仕組みを導入し、利用件数が4 倍に

2018年4月12日8:05

保険料のクレジットカード決済の手続きをリニューアル

損保ジャパン日本興亜は、自動車保険・火災保険・傷害保険・賠償責任保険・その他の新種保険・積立傷害保険において、契約者が代理店とのやりとりを行う「ケータイ・クレポン」において、保険料のクレジットカード決済の手続きをリニューアルした。QRコードを活用し、決済サイトに誘導する仕組みを導入している。 

「ケータイ・クレポン」の利便性向上
QRコードで決済サイトに誘導

損保ジャパン日本興亜は、契約者と代理店がやりとりを行うためのアプリ「ケータイ・クレポン」の、クレジットカード決済の手続きをリニューアルした。スマートフォンでQRコードを読み取る機能では、代理店が「ケータイ・クレポン」で契約情報を入力して、登録サイトへリンクさせることができるQRコードを発行させる。契約者は、自身のスマートフォンでQRコードを読み取ることで、決済サイトへ遷移することが可能だ。なお、このQRコードは決済サイトへログインするもので、直接決済ができるものではない。

QR コードによる手続きのイメージ

損保ジャパン日本興亜では、2009年に「ケータイ・クレポン」を導入。クレジットカード払いの中には、インプリンターによる売上伝票の作成を必要とする処理がある。また、売上伝票の場合は、伝票の保管やデリバリーに個人情報の漏えいリスクが伴う。ケータイ・クレポンを利用することでそのリスクの軽減につながったそうだ。また、はがきによる登録方式が主となる保険種目については、契約締結のその場で登録が完了することを希望する人の登録手段として導入している。さらに、保険契約手続きにおけるペーパーレス化の拡大による、事務コスト削減を図るという目的もあった。

しかし、代理店では、「ケータイ・クレポン」が期待通りに利用されなかったという。実際、利用も月に50~60件程度にとどまっていた。その理由として、「ケータイ・クレポンの存在自体が知られていなかった、ということが一番大きい理由と考えます。また、お客さまのメールアドレスなどの入力負荷や登録期限が1日しかないことなど、使い勝手がよくなかったことも利用が拡大しなかった一因となっていました」と、損保ジャパン日本興亜では説明する。

画面のイメージ

従来、同社の主力商品である自動車保険では、全体の10%程度がクレジットカードによる決済が利用されていた。例えば、メールによる利用者の決済サイトへの誘導には、メールアドレスの入力負荷、メールアドレスの入力誤りによるメール不着、契約者のセキュリティ設定によるメール不着などの問題点があった。これらを解決する方法として、QRコードで決済サイトに誘導する方式を導入している。

代理店の処理時間は10分程度の削減
スマホを利用した収納のしくみを構築へ

結果として、「売上伝票での処理に比べ、代理店の処理時間としては1件につき、10分程度の削減となります。また、お客さま番号のQRコードによる連携を含む今回の改修は、代理店にも良い評価をいただいています」と同社では評価する。

ケータイ・クレポンの利用件数の伸びでは、4倍程度となっている。同社では、「売上伝票からの切り替えが進んだというより、クレジットカード払いの件数が増えたようです」とした。

同社では、「今後も、日常生活の中で身近な存在であるスマートフォンを利用した収納のしくみを構築し、お客さまや代理店にとって利便性の高いサービスを提供していきたいと考えます」と意気込みを見せた。

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