2010年10月5日15:00
レピカは10月5日、コンビニエンスストア「ファミリーマート」に設置してあるマルチメディア端末「Famiポート」に対応した自社発行型電子マネーサービスを構築し、サービスの提供を開始すると発表した。同サービスを導入する企業第一弾として同日から、ニキビケア商品「プロアクティブ」を販売するガシー・レンカー・ジャパンが、自社発行型電子マネー「Proactiv プリペイドマネー」の販売を開始する。
Proactiv プリペイドマネーは、9,300 円の券種が用意されており、プロアクティブの初回限定トライアルセット「薬用クリアスキンセット」の購入に利用できる。購入したユーザーはパソコン・携帯共通の専用Webサイトにアクセスし、顧客情報とProactiv プリペイドマネー番号を入力することで商品注文を完了することができる。
「Fami ポート」を利用した決済サービスを導入した企業は、レピカが発行するIDを自社発行の電子マネーとして、「Fami ポート」を通して販売できる。販売金額は、導入企業各社で自由に設定ができ、あらかじめ決められた価格帯で販売することが可能だ。エンドユーザは、「ファミリーマート」のレジで代金と引き換えにIDを受け取り、各社の携帯サイトやPC サイトにアクセスする。各サイトの決済画面にID を入力することで、目的の商品を購入したり、サービスの提供を受けることができる。
都度購入できる使い切りID の利用でオンライン決済が可能となるため、これまでクレジットカードが持てなかった若年層やWeb上でのクレジットカード情報の入力に不安を持っていたユーザなど、新たな購買層へのアプローチ効果が期待できるという。