2018年6月11日8:59
インフォコムは、通信販売の後払い決済における与信審査をAIにより自動判別するクラウド型サービス「at score」を2018年6月末よりリリースすると発表した。同サービスは、後払い注文の受注時点で不正リスクの高い注文を判別し、後払い債権の回収率を改善し与信業務のコスト削減と業務効率を改善するという。
具体的には、独自のAI与信エンジンを搭載し、注文データの揺らぎ(微妙な違い)から不正注文を自動判別することが可能だ。さらに、過去の注文データから不正リスクをスコア化し与信審査の精度を向上させる。
また、複数担当者での運用に対応した目視審査機能+スコア設定による自動与信判定機能により、各社運用に合わせて与信業務の効率化を進めることができるそうだ。
同サービスは、クラウド型サービスのため、初期導入コストを抑えて利用できるという。
なお、AI与信エンジンは、注文情報を分析し、その「注文の意図」を理解する与信エンジンとなる。人間の知性と経験により得られる情報(商品の目的、注文品の配送先、住所・氏名・電話番号の整合性ほか)を抽出し、「注文の意図」を感じとり、そこから支払いに対する可能性を予測する。
インフォコムは、「at score」シリーズのサービス展開として、通信販売事業における債権管理やBI分析機能を順次搭載し、通信販売事業者の決済にかかわるさまざまな課題を解決していきたいとしている。