2018年10月3日7:30
ロイヤルホールディングスのグループで、天丼てんやを展開するテン コーポレーションは、天丼てんやの新タイプとなる店舗「大江戸てんや」を2018年10月2日にオープンした。
同店舗では、4カ国語(英語、中国語、韓国語、日本語)に対応する多言語タブレットで注文を受け、支払いの完全キャッシュレス化によって、オーダー管理とレジ締め精算が不要になり管理業務が軽減されるという。独自に開発したモバイルポス(mPOS)により、幅広い決済手段に対応し、注文、会計、調理、提供までを一元的にサポートして生産性向上を目指す。なお、大江戸てんやで利用できる決済手段は、クレジットカード、電子マネー、中国モバイル決済(Alipay、WeChat Pay)となる。また、楽天Pay、LINEPay など国内モバイル決済も順次導入予定だ。さらに、Free Wi-Fi 「FON」を導入し、快適な無線 LAN 環境を提供する。
生産年齢人口の減少、訪日外国人の増加などスピードを増す市場変化への対応を迫られる中、ロイヤルホールディングスでは持続的な成長を実現するため、グループ全体の業務効率化と IT、ロボティクスの導入など継続したイノベーションをすすめ、従業員満足度と顧客満足度向上につなげることを目指している。2017年11月にオープンした完全キャッシュレスやキッチンオペレーションの改革を研究・開発する店舗「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」の運営や食器洗浄工程ロボットの実証実験など、次世代の店舗づくりを目指す取り組みを進めている。
それらの研究・開発の成果を既存事業である「天丼てんや」へ拡張的に展開し、天丼てんやの中でも訪日外国人客が9割を占める浅草雷門店を新たに完全キャッシュレスのセルフタイプ型のチャレンジ店舗「大江戸てんや」としてオープンした。
「大江戸てんや」では、①店舗業務のIT化による業務軽減、顧客満足度向上、②ユニバーサルなキッチンオペレーションによる品質向上と働きやすい環境づくり、③訪日外国人のニーズに対応した店舗運営、の3つの取り組みを通して、働きやすい環境づくりと顧客満足度向上を目指す。