2019年1月15日15:30
LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」および「LINE」関連サービスを活用した店頭販促ソリューション「LINE Sales Promotion」において、「LINEウォレット」を活用した初の店頭販促キャンペーンの実証実験を、2019年1月15日より福岡市内のローソン全店舗において開始したと発表した。
今回の実証実験で展開されるキャンペーンでは、2018年3月よりLINEアプリ内に設置された「LINEウォレット」を活用することで、月間利用者数7,800万人超の「LINE」ユーザーであれば誰でも参加することが可能だ。ユーザーは、LINE公式アカウントや、「LINE Beacon」によりローソン店頭で告知されるキャンペーン画面からキャンペーンにエントリーでき、エントリー後に福岡市内のローソン各店舗にて対象商品と「LINEウォレット」のマイカードを提示することで、もれなく商品の値引きを受けることができる。「LINEウォレット」を利用した店頭キャンペーン、および「LINE Beacon」を利用したキャンペーン告知は今回が初の試みとなるそうだ。また、「LINEウォレット」の月間利用者数は2018年12月末時点で5,600万人を突破している。
また、今回の実証実験は、経済産業省により作成された標準購買履歴データフォーマットを活用しキャンペーン参加データを集積することで、生活者、メーカー、小売店、プラットフォーマーそれぞれの視点から購買データ活用の価値をはかり、今後の小売り・流通業におけるデータ利活用施策の検討、および全国展開に向けた課題の洗い出しを行うことも目的にしている。経済産業省では、今回の実証実験においても、購買データの標準フォーマットに関するアドバイザーとして参画している。
今回の実証実験で得られた福岡市内のローソン各店舗におけるキャンペーン参加者の購買データは、経済産業省の標準フォーマットに従い集積され、アサヒ飲料、キリンビバレッジ、サントリーフーズ、日本コカ・コーラといった同キャンペーンの参加メーカー各社にレポート形式で共有される。これにより、各社が店頭購買における購買データ取得・活用の可能性を検討できる仕組みの構築をサポートするそうだ。