2010年10月27日7:30
イオンのショッピングセンターで銀聯カードが利用可能に
2011年中に1万店の加盟店開拓を目指す
イオンクレジットサービスと中国銀聯は9月21日、業務提携を行うことで合意した。今後は、日本国内および同社が事業展開するアジア諸国で銀聯カードの加盟店開拓・精算代行業務をはじめ、銀聯カード発行など幅広い範囲で提携を行う。同社では中長期的には銀聯カード決済は伸びると考えており、2011年中に1万店の加盟店開拓を目指す。
まずはイオンの大型施設から導入開始
外部加盟店65万店もターゲットに
イオンクレジットサービスでは2011年1月から、イオンのショッピングセンターを中心に銀聯の加盟店開拓を進める。国内のアクワイアラとしては三井住友カード、三菱UFJニコスに次いで3社目となる。
まずはイオンのショッピングセンターの大型施設110店舗のうち、空港周辺など、中国人観光客の来店が多い50施設で開拓を進める。また、同社の外部加盟店は65万店あるため、中国人観光客の利用が見込める店舗を中心にアクワイアリングを行う方針だ。
その後、イオングループのコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどにも導入を拡大する。同社では2011年中に1万店の銀聯加盟店獲得を目指す。
2011年秋に銀聯カード発行を予定
イオン銀行ATMでも利用可能に
海外については銀聯との業務提携の内容には含まれていたが、国内とは特性が違うため、開拓時期や展開地域については決まっていない。
銀聯カードの発行については2011年秋をめどに進めている。需要が多いのは中国への渡航者だが、国内での利用も想定する。なお、同カードへのWAON電子マネー搭載などは未定となっている。
また、イオングループ各店舗に設置されたイオン銀行ATMにおいて、順次、銀聯カードによる現金引き出し、残高照会の取り扱いが可能になる予定だ。