2011年1月20日8:10
「注目のペイメントビジネス」~凸版印刷/富士通FIP/NTTカードソリューション「ネット@ギフト」(下)
NTT-CSの販売代理店約7,000社が営業
今後は複数の加盟店が連携したプロモーションも展開へ
「ネット@ギフト」のキャンペーンやインセンティブ活用の営業活動はNTT-CSの販売代理店約7,000社が実施。凸版印刷と富士通FIPでは新たな販促ツールとして、ギフトカードASPサービスを提供する企業に「ネット@ギフト」の参加を呼び掛ける。
すでにエイチ・ツー・オー リテイリング子会社の阪急阪神百貨店が1月から、提携する各社が発行するポイントの有効利用を推進するため、阪急百貨店・阪神百貨店ならびに高島屋で使える、ポイントチャージ型電子商品券「カエトクカード」に「ネット@ギフト」の利用を予定している。
「弊社が提供を行うギフトカードASPサービスでは各企業がそれぞれギフトカード・プリペイドカードを発行するケースが多いですが、「カエトクカード」のように複数の企業で共通して利用することも可能です。そのため、「ネット@ギフト」に関しても複数社が連携したプロモーション活動を展開できます」(凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 トッパンアイデアセンター マーケティング本部 ID・決済ビジネス企画部 バリュープロセッシングチーム 畠山 徹氏)
ギフトカードの新規導入10社
関連受注を含め5億円を目指す
これまで、国内のプラスチックプリペイドカード事業に関しては、自己利用が中心でギフトとしての展開は期待ほど進まなかったが、2010年12月にはイオンリテールが日本国内では初の本格的なギフトカードモールとなるイオンカードの森「うれしーど」がスタートし、百貨店ギフトカードの参加百貨店拡大など、「ギフトカードがブレイクする環境は整いつつある」と畠山氏は説明する。
凸版印刷と富士通FIPは「ネット@ギフト」のスタートを契機に、ギフトカードASPサービスの平成22年度の新規の導入企業を10社、関連受注を含めた売上で5億円を目指す。