2019年4月19日7:30
バンダイは、キャッシュレス決済対応のカプセルトイ自販機「スマートガシャポン」を、2019年4月より国内で初めて本格稼働させたと発表した。
「スマートガシャポン」は、キャッシュレス決済で商品を購入できるカプセルトイの自販機で、操作用タッチパネルおよびSuica等交通系電子マネーの読み取り機1面と、商品販売機5面が1セットになっている。現在は交通系電子マネーのみの対応となっているが、順次、二次元コード決済等への対応拡大を予定している。
これにより、従来は目視でしか確認することができなかった商品の販売データを、電子的に遠隔地で取得できるようになったため、ガシャポン公式WEBサイト内のサービス「ガシャどこ?PLUS」(テストサービス稼働中)にて、自販機の設置場所と販売商品の情報を利用者に提供することが可能になった。
また、設定によって商品購入後、タッチパネル上で抽選ゲームを表示するなど、商品購入時のエンターテインメント性を向上させる機能も有している。
まずはJR池袋駅(東京)に導入し、設置場所を順次拡大して2019年5月末までに50セットを全国に導入する予定だ。今後は、キャッシュレス決済の利点を生かした柔軟な価格設定など、さらなる進化を予定している。なお、従来の小銭使用型自販機も電源不要などのメリットを生かして併用を続ける。