2019年9月26日7:00
ペイパルイタリアとPayPal Pte. Ltd. 東京支店は、2011年3月11日に発生した東日本大震災後に設立された非営利協会「オルト・デイ・ソーニ(夢を育む小さな畑の意)」を支援することを発表し、両社は福島の子供たちの健康と福祉を目的とする、 カーサ・オルト(ガーデンハウスの意):イタリアのみんなの家プロジェクト2019に参加する。
オルト・デイ・ソーニは、福島第一原子力発電所の事故により拡散された放射性物質に対する不安から子供たちを解放することをミッションとし、心身の健康をサポートするほか、免疫力の向上や事故のトラウマからの回復を目的とした支援を提供している。また、コミュニティのニーズに応え、経済的・社会的に恵まれない家庭や一人親家庭の子供たちのために、転地保養を目的とした1カ月のイタリア滞在を主催している。
オルト・デイ・ソーニは今年から、日本の認定NPO法人「たらちね」との提携を開始した。 「たらちね」は、福島県内でも放射線レベルが高く、数多くのオルト・キッズ(プロジェクトに参加する子供たち)が居住する3つの地域で、無料の健康診断を行う医療チームや物理研究所を提供している。
また医療支援に加え、 体内に蓄積された放射性物質の潜在的な影響や、れから起こり得る疾病の予防に関する意識向上を目的とした勉強会を月1回以上開催する。さらに、オルト・デイ・ソーニの協力の下、子供たちの健康サポートを目的としたイタリア家庭でのホームステイプログラムを主催している。
ペイパルの従業員も、子供たちのリグーリア滞在やミラノでのプロジェクト普及イベントなど、 オルト・デイ・ソーニが主催するさまざまな活動に参加する機会を得る。友人や家族と共に参加し、同協会の社会奉仕の精神を周囲の人々に伝えていくことで、オルト・デイ・ソーニの活動が多くの人に引き継がれていくそうだ。