2019年10月2日8:00
ジェーシービー(JCB)は、多くの人に「便利で、 お得で、 安全・安心なキャッシュレス決済」を体験してもらうため、2019年10月1日より、東京・新橋を皮切りに、全国複数エリアで「#JCBみんなのキャッシュレス」プロジェクトを開始した。同日には、東京・新橋ガード下横丁でキックオフイベントを開催した。
ドリンクが約半額のお得な「JCBキャッシュレスハッピーアワー」提供
「#JCBみんなのキャッシュレス」プロジェクトは、キャッシュレスのお得なイベントを全国複数のエリアで実施。ジェーシービー 取締役兼常務執行役員 岩井克実氏は、「より多くの方に、便利で、お得で、安心・安全なキャッシュレスを体験していただきたい」と意気込みを見せた。
第一弾は東京・新橋ガード下横丁にて10月1日よりスタートした。 JCBのキャッシュレス決済利用者ならドリンクが約半額のお得な「JCBキャッシュレスハッピーアワー」や JCBにかかわらずキャッシュレス決済利用者であれば誰でも体験できる「キャッシュレス限定メニュー」などのコンテンツを通して、キャッシュレス決済の利便性・安全性を広く訴求していくそうだ。「JCBキャッシュレスハッピーアワー」では、JCBのキャッシュレス決済で会計した人限定で、来店してから2 時間、対象ドリンクが全品半額になる。対象決済は、JCBカード、JCBプレモカード、QUICPayとなる。
また、対象の決済手段で会計した人限定で、期間中のみ食べられる限定メニューを提供する。 対象店舗9店それぞれでメニューを考案し、皿におさまる限界までイクラを盛れる「ウニとイクラの限界キャッシュレス盛り寿司」(1,200円、税抜)や、ジンギスカンが2時間食べ放題になる「キャッシュレスで、無限ジンギスカン」(899円、 税抜)などとなる。対象カードは、JCBカード、JCBプレモカード、QUICPay、Apple Pay、Google Pay、メルペイ、各種クレジットカード、iD、交通系ICカード。
今後は10月24~27日まで北海道・札幌 場外市場、11月12、13日に愛知県名古屋市の金シャチ横丁と広島県広島市の横川商店街で実施予定だ。
JCBがプロジェクトを開始した理由とは?
JCBは、今から58年前に事業をスタートしたクレジットカード会社、国際ブランドとなる。2019年3月現在、国内外で会員数は1億3,000万会員、加盟店数は3,000万店、年間取扱高は32兆円を超える。2001年には、利用者により安心・安全にカードを利用してもらえるよう、クレジットカードのIC化をスタート。また、スマートフォン決済として、2016年にApple Pay、2017年にGoogle Payの利用をQUICPayでスタートした。2019年には、QRコードの統一規格として、SmartCode(スマートコード)を展開している。加えて、次世代の媒体として生体認証決済についての実証実験にも着手した。
政府によるキャッシュレス化の施策が活発化する中、JCBでは、消費者、加盟店の両面からキャッシュレス化を進めている。民間最終消費支出の300兆円のうち9割(270兆円)を占める大規模・中堅市場でクレジット、デビット、プリペイドカードなどによるキャッシュレス化を進めること、約1割の中小・個人市場でQR・バーコード決済などによりキャッシュレスのすそ野を広げることが重要だとした。
JCBが20~60代の全国の一般消費者1,000名とコンビニ、居酒屋のレジ業務担当者とタクシー運転手合計300名を対象に行った「キャッシュレス決済に関する調査」によると、キャッシュレス決済を利用している人のうち、65%以上が利用をためらった経験があるという。その理由は多い順に、「使えるかどうかが分からない」「残高が足りるか心配」「少額だと利用を嫌がられる気がする」となっている。これに対し、コンビニや居酒屋のレジを担当する人たちやタクシー運転手へのヒアリングでは、現金よりキャッシュレス決済の方が楽という人が約70%、金額に関係なくキャッシュレス決済を利用してほしいという人が77%を占めている。「お客様とお店で“認識にギャップ”があることがわかっています。こうしたお客様とお店のギャップを解消するために、『#JCBみんなのキャッシュレス』を実施します」と岩井氏は同プロジェクト開始の経緯について説明した。