2010年11月11日11:28
ジェーシービー(JCB)の海外業務を行う子会社であるジェーシービー・インターナショナル(JCBI)は、11月10日から12日の3日間、中国の海南省三亜市で、現地の提携金融機関などJCBブランドのパートナー企業15社、総勢約100名を招待して「2010年JCB中国大会」を開催し、11月11日に本会議を実施すると発表した。
同大会は、急拡大する中国のクレジットカード市場における、JCBブランドのさらなる浸透とパートナー企業との関係強化を目的としている。JCBのブランド戦略への理解を深めるとともに、半世紀にわたり培ってきたJCBの日本国内におけるクレジットカード事業のノウハウ紹介や、台湾地域におけるJCBカードの発行事例、中国人観光客の訪日旅行マーケットの動向などを共有することで、ブランドパートナーのカード事業をサポートする。
JCBおよびJCBIは1982年から、JCBカード会員の中国での利便性向上を目的としてJCB加盟店網の拡充に取り組んできた。今では、現地の大手銀行・金融機関など、計11社と加盟店業務に関する契約を締結しており、同国の約10万店の加盟店でJCBカードが利用できるようになった。また、2005年からは、中国における国際クレジットカード発行ニーズに対応し、現地の一般消費者へのJCBカードの発行も進めている。現在、大手銀行8行とJCBカードの発行に関する契約を締結しており、会員数はまもなく400万人を突破するという。
■2010年中国大会・本会議概要
1.開会宣言 (JCBI 代表取締役社長 三宮 維光)
2.基調演説 (JCBI中国 総経理 杉山 宏彦)
JCBの今後の中国事業展開方針について
3.外部講師による講演
①台湾におけるJCBカード発行事例について (華南商業銀行 副総経理 高 榮成 氏)
②中国人訪日マーケットの活用~現状分析と今後の傾向~
(社団法人日本旅行業協会(JATA) 国内・訪日旅行業務部長 興津 泰則 氏)
4.セミナーテーマ
①JCBブランドのプロモーション、マーケティング施策展開
②日本におけるイシュアー(カード発行会社)JCBの富裕層向け戦略について