非接触ICカード「JURACA」を利用した鉄道乗降実証実験に参画(東芝インフラシステムズ)

2019年11月5日18:55

東芝インフラシステムズは、福井銀行と福井新聞社が地域活性化を目指して実施する、非接触ICカード「JURACA(ジュラカ)」を利用した鉄道乗降実証実験に参画すると発表した。同実証実験は、2019年11月8日~11月20日までの期間で予定されており、同社は福井鉄道の福井城址大名町駅と清明駅に設置される簡易改札機、運賃計算などを行うクラウドサーバ等で構成される改札システムを提供する。今回の実証実験は関係者が所持する特定のICカードで行い、一般の人々の利用はできない。

実証実験の運用イメージ(東芝インフラシステム)

同実験で、同社はABT方式と呼ばれる、ICカードの固有IDをキーにして、ICカードのタッチにより駅での乗降車場所や時刻などの乗降情報、定期区間などの乗車効力情報をすべてクラウド等のセンターサーバにて記録・参照(ICカードには情報を書き込まない)する改札システムを提供する。

JURACAは福井県が公認する唯一の電子マネーカード(ふるさと県民カード)だが、鉄道利用情報を記録する仕組みを持っていないため、鉄道利用ができなかった。今回同社が提供する改札システムでは、鉄道利用情報を一元管理するクラウドサーバを利用することで、鉄道での乗車券利用や定期券利用が可能となる。

実証実験では、利用者がICカードを駅ホームに設置された簡易改札機にタッチした瞬間にクラウドサーバと通信、リアルタイムにサーバ内で固有IDに紐づく乗車効力情報の参照、乗降情報の更新、運賃計算が行われ、簡易改札機に運賃等の表示が行われるという。

なお、ABT方式は、固有IDを基にセンターサーバ上で鉄道乗降管理を行う仕組みであることから、非接触ICカードに限らず、コード決済や顔認識を用いた改札システムなど幅広い応用が可能だという。また、鉄道に限らず、今後拡大が予想されるMaaSの基盤技術としても普及拡大が見込まれるとした。

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ペイメントナビ編集部

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