2019年12月12日16:30
富士通 流通ビジネス本部 流通フィナンシャルサービス統括営業部 シニアマネージャー 安留義孝氏の著書「キャッシュレス進化論~世界が教えてくれたキャッシュレス社会への道しるべ」が2019年12月4日にきんざいから発売された。価格は1,980円(税込)。
日本では、2025年のキャッシュレス決済比率40%を目指し、金融業、異業種も含めた、新たなQRコード決済サービスが登場している。世界に目を向けると、欧州先進国、中国など、日本よりもはるかにキャッシュレス化が進む国もある。著者はここ3年で、欧米中、中東、アジア諸国20カ国を訪問する機会があり、キャッシュレス化が進んだ街の姿、キャッシュレス化へ向けて成長する様子を目にしてきたという。そして、決済は国ごとの歴史、伝統、文化、国民性、既存金融インフラ(銀行店舗、ATMなど)により異なり、日常生活の利便性とともに進化することを学んだとしている。
著者は今回、はやり言葉となっているFinTechに代わり、LiveTech(日常生活の向上を技術で実現する)という造語を提唱し、決済はLiveTechとして捉えることで進化すると提言している。
同書では、今後キャッシュレス化の進展を目指す日本にとって、参考になると思われる20カ国の街、交通、小売店、銀行などの姿をLiveTechの視点で、加えて、目標達成に向けて日本が取るべき施策を書き上げたそうだ。