2020年4月2日8:40
アララは、2020年2月3日~3月31日まで鎌倉市役所において、職場コミュニケーションの促進を目的に「ありがとう」の気持ちをデジタルコインで送りあえる個人間コイン流通サービスの実証実験を実施した。対象者は鎌倉市役所職員120名となった。
同サービスは、 ブロックチェーン技術を活用することで、 個々のやり取りをセキュアに記録し、集計しやすいかたちでのデータ格納を可能にするとともに運用コストの低減も期待できるとしている。
今回の実証実験は、鎌倉市ですでに実施されていた物理カードを用いた職場内コミュニケーション活性の取り組みをスマホやPCに置き換えての利用を検証したもの。ブロックチェーンの技術を活用し「ありがとう」という感謝の気持ちをデジタルの「コイン」で送り合う仕組みを作った。
これにより、①紙カードでの運用と異なり、デジタルを活用することで管理者側で活用状況を把握する、②コミュニケーションの導線を可視化し、さらなる活性施策の検討材料につなげる、③システムの開発・運用費を従来のシステムより低コストで実現できる、といった効果が期待できるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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