RippleNetによりベトナム・日本間で月当たり数十億円の送金処理を実現(TPBank)

2020年5月1日14:42

ベトナムの銀行であるTien Phong Commercial Joint Stock Bank(TPBank)は、Rippleが提供するRippleNetと提携し、日本とベトナム間の国際送金にブロックチェーン技術を活用し、現在、日本・ベトナム間で月当たり数十億円(数千万米ドル相当)の送金処理を行っていると発表した。

以前は日本からベトナムへの送金には数時間かかっていたところ、現在では数分で完了するようになったという。RippleNetを通じて、TPBankは迅速なベトナムとの国際送金を提供することが可能となった。

2019年に、TPBankはベトナムでは最初にRippleNetに接続したことによって、300以上の金融機関が参加するこのネットワークの活用に乗り出した。送金は年中無休リアルタイムで処理される。

TPBankはRippleNetを活用することで、新たな送金コリドーを開拓し、ベトナム人労働者が多い他の国にサービスを拡大することがより容易にできるようになるとしている。2019年に、TPBankは最初のRippleNetパートナーとして、SBIレミットと連携して、ブロックチェーン技術を活用し、初の日本・ベトナム間送金サービスを開始している。

TP Bankは、定期的に母国の家族に送金する必要があるベトナム人移民労働者向けのサービスを念頭に、SBI Ripple Asiaと提携した。現在、TP Bankは、個人と法人(特に中小企業(SME))の両方に対して新たな送金サービスの展開を計画しているそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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