2020年5月12日18:00
パーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した、「駐車場での決済方法」に関するアンケート結果を発表した。調査方法は、非公開型インターネットアンケートで、2019年12月6日~12日まで調査を実施。有効回答数は9,230名となる。
その結果、駐車場における決済手段の1位は「現金」(63%)で、2位の「クレジットカード」(29%)と倍以上の差があった。年代別で見ると、30代は「現金」が57%となり唯一6割を下回ったが、「クレジットカード」は35%で他の年代よりも高い割合になっている。「電子マネー」は年代による違いはなかったという。
また、主な決済手段として現金を利用する理由は、「慣れているから」54%が最も多く半数を超えた。以降、「駐車料金が少額だから」(28%)、「いつも使う駐車場が現金しか使えないから」(21%)と続いています。
一方で、「駐車料金が少額だから」は60代以上が36%で最多、以降は50代、40代、30代、20代以下となっており、年代が上がるほど少額決済は現金と考える傾向にあるとした。
現金以外で決済する理由は、「便利だから」が最多で62%となった。以降、「ポイントを貯めているから」(45%)、「慣れているから」(23%)となっている。
現金決済をする理由では、「便利だから」はわずか4%だったのに対し、現金以外では6割を超える結果となったのは、現金の投入や釣り銭の受け取り等が不要な点が要因であるとしている。
年代別では、「便利だから」は60代以上が67%で最も高く、最も低い30代とは11ポイント差となった。また、20代以下は「慣れているから」(32%)、「現金を持ち歩かないから」(20%)が共に全年代の中で最も高い値となっている。
駐車料金の精算時に利用できたら便利だと思う決済方法の1位は、「電子マネー」で55%だった。以降、「クレジットカード」(49%)、「スマートフォン」(39%)、「ポイント」(32%)、「現金」(25%)となっている。「その他」では、「QRコード決済」という回答が多くみられた。
男女別で見ると、男性は1位「電子マネー」(55%)、2位「クレジットカード」(50%)、3位「スマートフォン」(41%)だった。女性は1位「電子マネー」(55%)、2位「クレジットカード」(46%)、3位「ポイント」(38%)となっており、「ポイント」については、男性と比較して10ポイント高くなっている。
なお、パーク24グループは、2003年に業界初の駐車場オンラインシステムTONICを本格導入し、これによりクレジットカード決済を可能にした。現在、タイムズパーキングは、クレジットカードに加え、法人専用の売掛決済カード「タイムズビジネスカード」や、ICカードによる電子マネーでの決済が可能となっている。駐車場業界全体においても、今では多くの駐車場でクレジットカードや電子マネーでの決済ができるようになりつつあるとしている。