デジタル地域ポイント「新居浜あかがねポイント」開始(愛媛県新居浜市/トラストバンク)

2020年6月1日8:00

愛媛県新居浜市とトラストバンクは、2020年5月29日より、市内の加盟店での買い物やさまざまな行政施策に参加することによりポイントが貯まる、独自のデジタル地域ポイント「新居浜あかがねポイント」を開始した。また同日より、「新居浜あかがねポイント」のスタート記念として、販売額に対して15%分のプレミアムポイントが上乗せされる電子プレミアム商品券「プレミアム付き新居浜あかがねポイント」を期間限定で販売している。同取り組みでは、「新居浜あかがねポイント」の発行・管理に、トラストバンクが開発する自治体向け地域通貨プラットフォームサービス「chiica(チーカ)」を活用する。

自治体向け地域通貨プラットフォームサービス「chiica」(トラストバンク)

新居浜市では、これまで環境保護や健康づくりなどの事業ごとに別々のポイントが発行され、それらのポイントは指定の物品や施設利用券など特定の商品や用途にのみ利用されていた。今回、「新居浜あかがねポイント」の発行や管理にchiicaのシステムを導入し、市が発行・管理していた複数のポイントを「新居浜あかがねポイント」に統合することにより、市民はポイントを貯めやすくなり、また、そのポイントは市内のさまざまな店舗のさまざまな商品と交換可能になる。

「新居浜あかがねポイント」は、市民・加盟店・企業・行政などで利用できる地域ポイントシステムとして整備することで、さまざまな行政施策を効率的、効果的に実施することを目的としている。また、その利用データーを地域プラットフォームと連携することにより、地域の消費動向の分析などへの活用も検討している。同ポイントシステムは、市民が地域活動への参加や地域加盟店での買い物でポイントを受け取ることができるため、地域活動への積極的な参加促進や地域店舗での購買促進が期待できるとしている。また、今後、企業での健康ポイントやボランティアポイント等市民生活を向上させる仕組みづくりやポイントの寄付等により、地域愛を醸成していく仕組みを考えているそうだ。

「新居浜あかがねポイント」では、従来のポイント運用に使われていた紙のカードではなく、デジタル地域ポイントの専用カードあるいはスマホアプリにより運用することが可能だ。

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