2020年6月17日8:00
KDDIとauフィナンシャルサービス(6月12日付でKDDIフィナンシャルサービスから社名変更)が発行する「au PAY カード」「au PAY ゴールドカード」は、2020年5月21日から、auのポイントサービスがau WALLET ポイントから「 Pontaポイント」に変更されたことで、ポイントが従来よりもお得に貯まり・使いやすくなった。また、au通信サービスの利用者以外でも申し込みできるようになるなど、利便性がさらに向上した。今回は、「au PAY カード」「au PAY ゴールドカード」の取り組みについて、auフィナンシャルサービスに説明してもらった。
「au PAYプリペイドカード」との利用者属性の違いは?
――まずは、最新の「au PAY カード」「au PAY ゴールドカード」の会員数、利用者の特徴からご説明ください。また、両カードの発行から現在までの成果についてはいかがでしょうか?
auフィナンシャルサービス(以下、au-FS):2019年10月12日に500万会員を突破しており順調に会員数が増加しております。幅広い層のお客さまが訪れるauショップでお勧めしていることもあり、幅広い年代の方にご利用いただいております。
au通信サービスをご利用の方向けのカードとして、通信料の支払いにご利用いただくことで、カード流通額が増えるだけにとどまらず、au契約自体の継続意向にも良い効果が生まれています。またauの共通ポイントを日常的にたくさん貯める・使うことができるサービスとして、ポイントプログラムの活性化にもつながっています。
――KDDI様が推進されている「au PAYプリペイドカード(旧au WALLETプリペイドカード)」の利用者との利用属性の違いについてはいかがでしょうか?
au-FS:プリペイドカードは使い過ぎや決まったお金の中でやりくりしたいというお客さまにご支持いただいており、クレジットカードはau料金や公共料金の支払いなどさまざまなお支払いで便利に利用したいという方ににご利用いただいています。
クレジットカードとau PAYでPontaポイント1.5%還元
――会員から特に喜ばれる特典についてお聞かせください。
au-FS:年会費無料で1%のポイント還元となります。5月21日からは「au PAY カード」の特典内容も変更し、au通信サービスの契約の有無に関わらず年会費が無料となるほか、「au PAY カード」からau PAY 残高にチャージした時のPontaポイントの還元を、従来の0.5%還元(200円/1ポイント)から1%還元(200円/2ポイント)へと変更しました。また、ローソンで常に5%還元(6月1日~)、コンビニ・ドラッグストアなどで常に200円(税込)につき1ポイント増量されるポイントアップ店でお得にポイントが貯まります。貯まりやすく使いやすいポイントプログラムとして、1ポイント=1円で請求充当、au PAY 残高へのチャージが可能です。
――貯まったポイントの利用の状況(付与されたポイントの店舗等での利用につきまして)についてご説明ください。
au-FS:au PAY 残高へのチャージやau PAY カードの毎月の支払額に充当する使い方が多くなっています。最近ではau PAY マーケット利用限定のポイントと有利なレートで交換できるサービスも始めており、ご好評をいただいております。
――カード会員のKDDI様に関連したサービス、コマースサイト等の利用の促進については進んでいますか?
au-FS:お客さまが日常的に利用するサービスをよりお得にご活用いただけるよう、さまざまなサービスと組み合わせてau PAY カードの利用をお勧めしています。
コマースサイトであるau PAY マーケットでは常に最大15%のポイント還元を提供しているほか、貯まったポイントをお得に使えるサービスも展開中です。
auでんき、auガスはカードと同時に入会いただき、お支払いいただくと3,000ポイント還元する入会特典を提供中です。auでんき、ガスでは毎月ポイント還元を実施しているため、au PAY カードと合わせて利用することでポイントが貯まりやすくなります。
――「au PAY カード」「au PAY ゴールドカード」をau通信サービスの利用者以外へサービスを拡大された理由についてお聞かせください。
au-FS:au PAYをはじめ、さまざまなauサービスをオープン化していく流れの中で、それぞれのサービスをより便利にお使いいただくための決済手段としてau以外の利用者へのサービス拡大を行いました。auの通信契約がないお客さまでも、au PAYやau PAY マーケットと合わせてご利用いただくことで満足いただけるサービスになっています。
「au PAY(コード支払い)」により「au PAY」の利用もアップ
――Pontaポイントへの変更による会員への訴求の効果はどの程度高まると思われますか?
au-FS:これまでauWALLETポイントは提示型には対応していませんでしたが、今回のPontaポイントとの統合により、提示型加盟店での利用も可能となり、提示ポイントが付与されるようになったため、より利便性の高いポイントとして活用いただけるようになりました。また、ポイントの付与は従来に加えてPonta提携社店舗も対象となり利用箇所も増えています。
――KDDI様では、「au PAY」のサービスも展開されていますが、シナジー効果についてはどうお考えでしょうか?
au-FS:「au PAY カード」をご利用のお客さまが、「au PAY(コード支払い)」を利用されることで、利用前よりau PAY カード自体の利用が増えているという効果が出ています。au PAYで決済することでポイントが貯まることを実感いただき、カードの利用にもつながっていると考えています。お客さまにはau PAY カードをau PAYと組み合わせて、より便利・お得にご活用いただくことをお勧めしています。
auサービス利用者の№1メインカードとして日常利用につなげる
――今後、MastercardコンタクトレスをはじめとしたコンタクトレスEMV対応の予定はいかがでしょうか?
au-FS:具体的な対応予定は公表しておりませんが、お客さまに満足いただけいるようさまざまな可能性を検討し、提供していきます。
――現状のサービスの課題について、もしあればお聞かせください。
au-FS:サービス名称、ポイントプログラム、特典を2020年5月21日に変更し、より魅力的な内容をなっているため、これらについてau・au以外のお客さまに早期に浸透を図っていく必要があると考えています。
――今後の稼働率アップに向けてのお取り組み、目標についてはいかがでしょうか?
au-FS:au PAY・au PAY マーケットなどauサービスでのお得、Pontaポイント・Ponta提携社と連携したポイントプログラムの魅力化により、今まで以上に積極的にご利用いただけるよう取り組む予定です。
auサービス利用者の№1メインカードとして、多くのお客さまに日常的にご利用いただけることを目指してまいります。