2020年7月17日15:37
Mt.SQUAREは、三笠会館が2020年7月6日新たにオープンした「THE GALLEY SEAFOOD & GRILL by MIKASA KAIKAN」に「テクノロジーサービス(POSシステム、テーブルトップオーダー、キッチンディスプレイ等)」を提供したと発表した。
三笠会館が目指したのは、テクノロジーを活用した安全・安心とホスピタリティであるという。不必要な接触機会や作業を減らし、生まれた余裕でより接客へ注力できるようになるとしている。
具体的には、利用者ごとに消毒済みのタブレットを渡し、注文はテーブルから行ってもらうことにより接触機会を軽減させる。タブレットの呼出しボタンからいつでもスタッフを呼び出すことができ、スタッフの手元にあるハンディ端末では常に呼出しと対応状況が確認できるため、より顧客満足度の高い接客が可能となるそうだ。
また、コロナ禍で、当初サラダバー形態は難しく思われたというが、料理のオーダーのみに使用する予定だった客席のTTO端末から、サラダバーの食材を指定して注文できるようにし、スタッフが盛り付けするスタイルへと変更した。盛りつけたサラダをロボットに運ばせることとしましたが、①ロボットだと気兼ねなく、食べる分だけを頻繁に注文できる、②1回の盛り付け量が把握できるので、消費量目安が立てやすい、③サラダバーの補充量が把握できる(キッチンディスプレイ、厨房とのサラダバー食材の連携)、④適切な調理とサラダバーへの補充により、フードロスが減る、といったメリットがあった。
また、今回、三笠会館のキッチンオペレーション改善のために新たに開発したのが、キッチンディスプレイで各テーブルの状況がわかる機能だ。キッチンディスプレイでは、①「オーダー一覧:オーダー順に表示され、経過時間によって文字色が変わる」、②「テーブル一覧: オーダー内容がテーブル別に分けられた画面で、テーブル毎の状況が一目でわかる」を切り替えることができる。キッチンに居ながらにして、ホール全体を俯瞰でき、より適切なタイミングでの調理が可能になったとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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