2020年10月27日19:32
インフキュリオンは、Kyashとの間で、企業向けカード発行事業「Kyash Direct(キャッシュ ダイレクト)」の事業譲渡契約を締結したと発表した。今後、両社および関係各社と協力しながら、円滑な事業移管を進めていくそうだ。
Kyash Directは、オープンAPIによって、利用企業の自社ブランドによるカード発行を可能にし、決済処理技術を提供する企業向けサービスとなる。利用企業は、カード発行からプロセシング業務まで決済に関わる一連のプロセスをワンストップで迅速・低コストに実現できるとしている。
インフキュリオンは、金融機関やサービス事業会社に、金融・決済機能をAPIによってサービス提供するBaaS(Banking as a Service)プラットフォーム事業を展開しており、日本のキャッシュレス化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。今回、 決済プラットフォームサービスとしての事業面と技術面の両面における親和性に加え、 Kyash創業時からの二社間の親交により、事業譲受の合意に至った。
なお、Kyashは今秋に資金移動業の登録を完了し、モバイルバンキングサービスの提供を開始したことにより、今後は創業当初より構想しているコンシューマ(消費者)向け事業に注力するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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