2021年7月15日7:00
ADVASA(アドバサ)とKyash(キャッシュ)は、従業員に対する福利厚生としての資金提供サービスの支払い手段として、デジタルウォレットアプリ「Kyash」へのチャージスキームを開始すると発表した。
ADVASAは、企業の従業員勤怠情報を参照し、すでに労働した分の給与に相当する額を上限額として、従業員の申請に応じて必要な資金の提供を可能とする福利厚生ペイメントシステム、「FUKUPE」を展開している。
同システムは、 給与の前払いや、日払いに相当する仕組みとして、従業員が一日でも働いた分の資金を早期に受け取れることで、特にパート・アルバイト層のコロナ禍による収入減による困窮の救済、不必要な借金の防止、 また企業側にとっては、 従業員のモチベーションアップ、離職防止を図ることができる福利厚生の仕組みとなる。
今回のサービス開始により、従業員はスマホの操作からそのまま買物利用や商品・サービスへの支払いなどが可能になる。加えて、曜日や時間帯に関係なく、従業員はKyashでリアルタイムに資金を受け取ることが可能だ。また、外国人労働者の早期資金ニーズにも対応できるという。さらに、ADVASAとKyash は、今後の給与デジタル払い解禁による給与受取手段としての機能提供も視野に協議を進めており、同解禁に合わせて、ADVASAが特許権を保有している、給与の支払い自体を一旦立替えてデジタルマネーで提供していくサービスも本格展開していく予定だという。