2015年3月9日15:48
サイバーテロが組織的に世界の金融機関を狙っている。カーバナック(Carbanak)という組織で、ロシア、中国などの出身者からなるハッカー集団だ。
2014年に世界の金融機関から盗んだ額は10億ドルというからすごい。カスパースキー研究所(Kaspercky Lab)が明らかにした。
盗難被害にあったのは世界30カ国、100件の金融機関である。手口はスピアフィッシング。金融機関の従業員のコンピュータに侵入し、偽のE-mailを同じ金融機関の従業員に送付。
そこに添付されたワードファイルを開くと遠隔からパソコンの動作をモニタできる。ある被害者のコンピュータではビデオカメラが乗っとられ、数カ月以上も職場や作業内容をモニタされていた。
ハッカーは組織的にさまざまな仕掛けで金融機関を狙っている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。