2011年2月16日12:15
理経は、同社が取り扱う米国スレトメトリックス社(ThreatMetrix Inc.)のオンライン詐欺防止ソリューションを、ホビー用品を扱うインターネット通信販売会社ホビーリンク・ジャパンが採用したと発表した。
ホビーリンク・ジャパンは、日本のホビー用品を入手が難しい海外の顧客に販売したり、海外の商品を国内の顧客へ販売していたが、これまではオンライン決済において多くの詐欺被害に悩まされており、詐欺被害を削減すべくシステム対策を検討していたという。
今回、ホビーリンク・ジャパンが採用を決定した「ThreatMetrixオンライン詐欺防止ネットワークソリューション」は、Web上の詐欺行為を防止し、eコマースの新規アカウント作成、オンライン決済およびアカウントログインを効率化する。多くの詐欺防止顧客承認システムは、顧客が本人であるか、あるいは悪意をもってアクセスした人であるかを識別するために個人情報の入力が必須になるが、同ソリューションは、個人情報の入力を必要とせず、PCなどのデバイス情報や居住する国の地理情報などのWebトランザクション情報を自動取得し、認証時に多種クレジットカードの同日使用、多額の購入履歴、アクセスした国が日によって異なっていないか、プロキシサーバーを使用していないかなどをリアルタイムに調査するという。併せて過去に犯罪に利用されたデバイスなどのリストのデータベースとの照合を行うなどして、悪意をもってアクセスした人であるかをリアルタイムに識別する。