2020年12月10日14:30
NTTデータ先端技術は、米LexisNexis Risk Solutions社と代理店契約を締結し、2020年12月9日から、オンライン不正検知サービス「ThreatMetrix」(スレットメトリクス)の提供を開始した。
「ThreatMetrix」は電子商取引に関するサイト提供者向けのサービスとなる。ユーザーのさまざまな情報(操作、入力情報、その他ネットワーク端末情報、処理要求内容等)に対して、米国LexisNexis Risk Solutions社独自のデータセンターに収集している全世界のオンライントランザクション情報をかけあわせ、“取引の危険度”を判断する。「ThreatMetrix」では「新規登録」、「ログイン」、「支払い」の多段なタイミングで、独自の行動分析技術をもとにしたユーザーの人格(ペルソナ)分析結果やデバイス情報等を紐づけて総合的に判断することで、リバースブルートフォース攻撃や、今までは検知が難しかった複数サイトをまたいだユーザー情報の連係を狙った攻撃等も、精度高く検知することができるという。
サイト提供者は、「ThreatMetrix」から得られた処理の危険度を参考に、必要な場合にのみ追加認証の要求等を実施することで、不正ログイン・なりすましなどの不正取引のリスクを低減することができる。また、正規のユーザーには追加の認証等が発生しないため、ユーザーエクスペリエンス(UX)を阻害することなく不正取引を防ぐことが可能だ。
NTTデータ先端技術は同サービスの提供に先駆け、情報通信業の取引先に対して同サービスの試験導入を行った所、不正検知に関する有用性が確認されたため、10月1日より本格運用を開始している。NTTデータ先端技術はマルチベンダーとして多様なお客さまの要望に応えられるよう、NTTデータがすでに提供しているリスクベースソリューションの「CAFIS Brain」を含め、最適なソリューションを提案していく。
今後NTTデータ先端技術は、同サービスの提供および、導入コンサルティング等により今後3年間で累計5億円の売り上げを目指す。
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ペイメントナビ編集部
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