クラウドとオンプレミスの認証を一元化する SaaS 型認証プラットフォームを提供(EMCジャパン)

2016年4月14日22:41

EMCジャパンは、2016年4月14日、SaaS型の認証プラットフォーム「RSA Via Access(アールエスエー・ヴィア・アクセス)」の提供を開始したと発表した。

「Via Access」は、オンプレミスおよびクラウド上のアプリケーションのログインをシングルサインオン(SSO)で一元化できるようデザインされたサービスとなる。オンプレミスとクラウド上のアプリケーションの両方でシングルサインオンが可能になり、複数の異なるパスワードを日々使い分けなければならないユーザーにとって、パスワード入力の手間、管理負担によるストレスを解消できる。ユーザーは、認証ポータルの「RSA Via Access」から、アイコンをクリックするだけでアプリケーションにログインできる。

さらに、アプリケーションの特性、社員の職責などに基づき、ワンタイムパスワードやバイオメトリクス認証のようなセキュリティ強度の高い認証方式を追加で設定することも可能だ。また、「Via Access」は、アプリケーションや社員の属性、アクセス先に応じて認証方式を変えることもできる。

「Via Access」はさまざまな高度な認証方式に対応。たとえば、RSA SecurIDなどのワンタイムパスワード、スマートフォンを利用したTouch ID(指紋)やEyeprintID (眼球の血管)、シェイク機能(スマーフォンを振る)が利用できる。また、Apple Watch、FIDO U2F準拠のトークンデバイスも利用可能だ。

Apple WatchをPCに近づけて、表示される「Approve」をタッチして認証(出典:EMCジャパンのプレスリリース)
Apple WatchをPCに近づけて、表示される「Approve」をタッチして認証(出典:EMCジャパンのプレスリリース)

EMCジャパンは、「Via Access」を、セキュリティとユーザー利便性のバランスを実現するセキュリティ対策として大規模企業向けに提案し、今後1年間で10万ユーザーの獲得を目指す。

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