2011年8月16日12:11
電通は、スマートフォンのカメラから撮影した画像の認識技術と、商品データベース検索エンジンを組み合わせた、“みるもの そのまま おかいもの” 商品画像検索ネットショッピングアプリ 「FINDDOG」(ファインドッグ)を開発したと発表した。同アプリは2011年8月16日から、iPhone App Storeで無料公開している。
FINDDOGでは、ユーザーがアプリを起動し、服や靴、カバン、インテリアなど撮影した画像をネットに送信すると、データベースに保有した商品情報との自動照合を行い、最も近似していると判断した商品情報の検索結果をフィードバックする。文字を打って検索するよりも手間なく直感的に調べられ、メーカー名、商品名、取り扱いショップ、価格などの結果情報から、そのままネットショッピングページへ遷移できる(決済は各ショッピングページで行う)。
従来の画像検索サービスや画像検索アプリとは異なり、調べたい対象に近い特徴を持つ類似商品を数多く提示し、さらに、複数のネットショッピング事業者にまたがる横断検索を実現したことで、ユーザーは多彩な選択肢の中からショッピングが可能になるという。
また、スマートフォンの写真ライブラリー(カメラロール)に保存しておいた画像を呼び出して、カメラ検索同様に調べることができる。さらに、各種商品についているバーコードにカメラをかざすことで、ダイレクトに商品情報を検索可能だ。
そのほか、複数の商品候補を画面で一覧し、価格の安い順、高い順に並べ替えできる。また、調べた結果のメール転送や、Twitterでの共有が可能だ。
アプリ内のオリジナルキャラクターとしては、FINDDOGという犬を設定。ユーザーの調べたい商品を飼い犬のFINDDOGが探しに行くインターフェイスを構築し、コミュニケーション要素を持たせたほか、アプリの利用度合いに応じて犬のキャラクターが芸を覚えたりする育成機能も含まれている。
電通では今後、使えば使うほど情報が蓄積され、より精度の高い検索ならびにユーザーへの商品リコメンデーションが可能なアプリへ発展させていく予定であるという。