2020年12月7日18:50
東京電力グループのPinT は、中国インターネット最大手の騰訊控股有限公司(テンセント)と業務提携したと発表した。在日外国人が日本でのくらしを始められる中で抱える課題を解消する取組みも推進する。その一環として、日本の在住者が最も多い中国人に向けて、新たなサービスをWeChatプラットフォームで展開する。
在日外国人がインフラサービスを利用する時には日本語の壁と共に、お金の壁があるという。来日した直後は銀行口座の開設やクレジットカードの手配が間に合わないため、公共料金の支払方法は払込票でのお支払いとなる。来日時に持ち込んだ現金だけでは支払いできず、中国人からキャッシュレス決済を望む声も多く聞かれるという。
テンセントは、ユーザーの生活に密着するサービスやプラットフォームを提供する中国最大のインターネット企業となる。メッセージングアプリから始まり、公式アカウント、決済サービス「WeChat Pay」や、アプリ内ミニプログラムなどのサービスも追加され、中国を中心とした生活者にとって欠かせないプラットフォームとして成長してきた。
中国国内では電気・ガス・インターネット回線の申し込みや支払いをこのWeChatプラットフォーム上で行えるため、今回の業務提携により、日本でも同じ顧客体験を提供できるよう、在日中国人のニーズに応えるミニプログラムをリリースするそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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