2010年12月28日9:00
クレジットカード会社が優良客をプレミアムカードへシフトするという施策は、世界中のトレンドだ。
プレミアムカードの中でももっともプレミアム性の高いカードを発行しているAmexは、プラチナカードとセンチュリオンカードの特典を拡充した。
米Amexのプラチナカードとセンチュリオンカード保有者は、海外ショッピングで使った際の為替手数料が無料になるというもの。2011年代1四半期から有効になる。
Amexのプラチナカードとセンチュリオンカード保有者は海外旅行が多い。そこに目をつけたのが今回の特典。直近でも3つの海外旅行特典を加えている。
ひとつが200ドルのフィライト特典。空港ラウンジ費用や機内食、バッゲージ手数料等を年間200ドルまでAmexに請求できる。
2つめは、20%の旅行ボーナス。会員特典を利用して旅券やホテル等を予約すれば、そこで使ったポイントの20%をバックするというもの。
3つめは、モバイルアプリの無料ダウンロード。個人旅行をアシストしてくれるアプリで、本来は年間49ドルするという。
Amexは富裕層の囲込みに次々と施策を打ちだしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。