2021年5月13日18:33
NTT ファイナンスは、立川市において、全国の自治体に先がけて、2020年10月に提供を開始した、クラウド型の決済ソリューション「楽々クラウド決済サービス」を活用した、学校給食費の徴収・管理業務の効率化に関する実証実験を2021 年5月17 日~2021年6月末まで実施する予定であると発表した。
2019 年7月、文部科学省では「学校給食費徴収・管理に関するガイドライン」を策定し、自治体が学校給食費を徴収する「公会計化」を推進している。しかしながら、「公会計化」を実施している自治体は全体の26.0%で、公会計化未着手の自治体もまだ多いのが現状だ。2023年度までの公会計化をめざしている立川市では、事業提案制度(テーマ型)募集を実施し、その結果、NTT ファイナンスが選定され、NTTファイナンスの「楽々クラウド決済サービス」を活用して公会計化の導入に向けた実証実験を実施することとなった。
同実証実験では、学校給食費の公会計化の推進として、総合行政ネットワーク(LGWAN)環境下で「楽々クラウド決済サービス」を導入することで、徴収・管理業務の公会計化移行における技術的課題の抽出、業務要件等の明確化、コスト・業務効率化等について検証を行う。
実施場所は、立川市学校給食共同調理場(教育委員会)となり、検証項目は、①作業の効率化・利便性の把握(立川市)、②運用フロー・アウトソーシング対象業務の検討(立川市/NTTファイナンス)、③LGWAN環境での動作・運用検証(立川市/NTTファイナンス)となっている。
NTT ファイナンスは、同実証実験で得られたデータを分析・検証することにより、楽々クラウド決済サービスを活用した自治体の「公会計化」の取り組みをサポートしていく。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト