2021年6月17日8:30
JP GAMESは、ジェーシービー(JCB)、ソラミツとともに2021年下期よりEpic Gamesのゲームエンジン Unreal Engine上で実行される、企業向けサイバー空間サービスキット「PEGASUS WORLD KIT」の提供を開始すると発表した。
PEGASUS WORLD KITは、JP GAMESのパラリンピック公式ゲーム「THE PEGASUS DREAM TOUR」の技術基盤と、Epic GamesのゲームエンジンUnreal Engineを活用し、JCBのID(アイデンティティ・認証)、ソラミツのブロックチェーン技術を加えて構成したBtoB向け技術製品となるそうだ。
同サービスキットを導入することで、自社のサービスをサイバー空間上に構築し、顧客とのエンゲージメントを高めながらマーケティング活動を行えるようになるという。サービスには、アバターシステムや、ゲーム機能、コミュニケーション機能、ショッピングや決済機能、広告システム、NFTなど、ニーズに応じて必要な機能を選択して組み込める。
サービスキットには「THE PEGASUS DREAM TOUR」の3DCGアセットが無償収録されていて、すぐに仮想の街「ペガサスシティ」でキャラクターを動かすことが可能だ。またショッピングモールやRPGイベントなどを簡単に作成できるチュートリアルも順次提供していく。
PEGASUS WORLD KITは、スマートフォン、PC、ゲームコンソール、VR機器などさまざまなデバイスに対応し、顧客のアクセス環境を選ぶことなく、自社のオンラインイベントやeコマース、オンラインコンテンツを利用できる。
一方ユーザーは、PEGASUS WORLD KITに搭載される越境IDシステムと、越境通貨を利用することで、異なるサイバー空間を行き来することが可能になる。これらの越境システムは、事業者同士が互いの異なるサービスを組み合わせて自由にプラットフォームを作ることができる。PEGASUS WORLD KITは多くの外部サービスを組み込める拡張性の高いフレームワークのため、可能性は無限にあるとしている。世界中のさまざまな企業と共に、未来の暮らしを便利にするサステナブルなサイバー世界の実現を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト