2021年9月1日22 :31
楽天グループは、提供するポイントプログラム「楽天ポイント」の累計発行ポイント数が2兆5,000億ポイントを突破したと発表した。2020年9月に2兆ポイントを達成してから、1年弱で過去最短となる5,000億ポイント発行を達成したという。
「楽天ポイント」は、 「楽天市場」や「楽天カード」、 「楽天銀行」、 「楽天モバイル」など、 楽天の各種サービスの利用において貯める、使うことができるポイントプログラムとなる。年間の発行ポイント数においても、2019年は3,200億ポイント、2020年には 4,700億ポイントを達成し、年々発行数が増加している。楽天会員1人当たりの平均獲得ポイント数においては10年間で約3倍となった。
今回のポイント発行数増加の背景には、主にユーザーの「楽天市場」利用が継続的に拡大していることに加えて、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」などさまざまなキャンペーン実施回数の増加、楽天のサービスを組み合わせて使うことで「楽天市場」におけるポイント倍率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の利用増加、「楽天モバイル」でのさまざまなキャンペーン展開、「楽天カード」のさらなるショッピング取扱高の増加などが挙げられるそうだ。楽天の各サービスが有機的に結び付く独自の「楽天エコシステム(経済圏)」においては、ユーザーが複数サービスを利用するクロスユース率が73.9%と上昇傾向にある。
楽天は、2002年の「楽天ポイント」の提供開始以降、楽天の各サービスのほか、提携サービスなどにおいても利用可能なポイントプログラムとして、ポイント付加価値を拡大させているとした。近年では、「楽天ポイント」を利用して投資の疑似体験ができる「ポイント運用 by 楽天PointClub」や、暗号資産(仮想通貨)の1つであるビットコインの取引体験ができる「ポイントビットコインby楽天PointClub」を展開し、新たな「楽天ポイント」の活用手段を提供している。また、オンライン上だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど約500万箇所の加盟店で「楽天ポイント」を利用することも可能だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト