2021年10月4日14:32
三井住友カードは、2021年10月4日から、Visaブランドのクレジットカードとしては国内初となる、プラスチックカードが発行されないモバイル端末専用のカードレスカード「三井住友カード(CL)」の提供を開始すると発表した。年会費は永年無料でVisaとMastercardブランドから選択できる。
また、モバイルペイメントのLINE Payにおいても、同日より「Visa LINE Pay クレジットカード(CL)」(カードレスLINEクレカ)の提供を開始する。今後、国内エアライン大手ANAと発行する「ANA カード」においても、同サービスの導入の検討を開始していく。
三井住友カードでは、 2021年2月に「三井住友カード(NL)」の発行を開始した。従来のクレジットカードと異なり、カード券面からカード情報の表記をなくしたナンバーレス仕様のカードとなる。また、2021年7月には、よりクレジットカードの利用が多い人向けに「三井住友カードゴールド(NL)」を発行している。従来のゴールドカードの付帯サービスに加えて、利用額に応じて年会費を永年無料にするなど特典を強化することにより、同社発行の従来カード対比約10倍以上の申し込みがあるそうだ。2021年2月の発行開始から、 ナンバーレスシリーズは約68万枚以上のお申し込みがあるという。
三井住友カードでは、新たなキャッシュレス エクスペリエンスの1つとして、プラスチックカードの発行を行わないカードレス仕様の「三井住友カード(CL)」を提供する。例えば、スマートフォンから申込後、最短5分でカード番号を発行、すぐにインターネットで買い物ができるほか、Apple Payといったモバイル決済サービスに登録することで、Visaのタッチ決済などで店頭での買い物も即時で可能となる。
LINE Pay、三井住友カードで発行する「Visa LINE Payクレジットカード」においても、 三井住友カードとの提携カードとしては初めて「カードレス」を開始した。「LINE Pay」申し込み後、 カード番号が採番されると同時に、アプリそのものが決済デバイスとなるため、ユーザーは、財布だけではなくプラスチックカードの持ち運びも不要となる。なお、2021年5月10日より、「LINE Pay」の支払い機能「チャージ&ペイ」の登録可能な対象カードを拡大し、LINEクレカに加えて、三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードの登録も可能となっている。
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ペイメントナビ編集部
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