2022年2月22日21:46
日立製作所(日立)は、グリコチャネルクリエイトの協力のもと、グリコチャネルクリエイトのサービスである「オフィスグリコ」を活用し、小売DXを支援する無人店舗の実証を、日立の事業所内で開始すると発表した。
同実証では、生体認証による本人確認や自動決済、センサーを活用した購買行動ログの取得、デジタルサイネージなど、日立グループのさまざまなテクノロジーを組み合わせているという。“小さなスペースを生かし、 ともに売り場をつくりたい”、小型無人店舗のサービスコンセプト「CO-URIBA(コウリバ)」のもと、今後も、「オフィスグリコ」をはじめ、さまざまな事業者との実証を重ね、オフィスビルやテナントの空きスペースの有効活用、データ分析によるマーケティングなどにもつながる、新しい売り場づくりの仕組みやサービスモデルの検討を進める。
「CO-URIBA」の特徴として、利用者は、生体情報とクレジットカード情報をあらかじめ登録しておくことで、利用時に生体情報で本人認証を行い、商品を手に取り店舗エリアから離れるだけで自動精算が可能となる。商品棚と天井に設置した高精度なセンサーにより、ガムなどの小型・軽量の商品も認識可能であるほか、一度手に取った商品を棚に戻した場合でもキャンセルと判別することができるそうだ。
また、生体認証により、スマートフォンやクレジットカード、現金などを持たずに手ぶらで買い物できるほか、生体情報の悪用を防ぐ日立独自の特許技術「PBI」を活用しているため、 セキュリティ面でも安心して利用することが可能だという。
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