2022年5月10日18:40
Squareは、2022年5月10日、予約受付・管理、顧客管理、決済機能などが統合された、無料から始められる予約管理システム「Square 予約」の提供を日本で開始した。
「Square 予約」は、美容院やネイルサロン、整体・整骨院などのサービスや、パーソナルトレーニング、ヨガや語学など、時間予約が必要なサービスを提供するさまざまな規模・業種で使用できる。実店舗での予約に加え、オンラインからの予約を24時間365日受け付けることができ、自動予約リマインダーや無連絡キャンセルの防止対策などの機能を提供するサービスとなるそうだ。事業者は、実店舗とオンラインからの売上、在庫、価格、顧客データなど、さまざまな項目を即座に同期させて店舗運営に利用できる。さらにSquareの決済機能と組み合わせて使うことも可能だ。
またiOSとAndroidに対応したスマートフォンアプリとウェブアプリの両方から操作や、Facebook・Instagramの予約機能と連携が可能だ。また、個人の予定が入力されたGoogleカレンダーと連携することによって、事業者の予定すべてを1カ所で管理することができるという。
「Square 予約」は、現在、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペインで利用されており、サービスの提供を開始してからこれまでに3億件以上の予約を受け付けている(2022年3月末現在)。さまざまな事業で利用されており、特に美容業界で利用されているという。
「Square 予約」のプランには、フリー(無料-1つのSquareアカウントにつき1店舗限定)、プラス(月額3,000円-1店舗ごと)、プレミアム(月額8,000円-1店舗ごと)の3種類がある。決済サービスで決済を実行した場合と、有料プランを選択した場合のみ料金がかかるが、そのほかの費用や、最低契約期間はないという。
なお、今回の発表に伴い、Booking APIが公開された。これにより開発者はAPIを利用して、予約の受付・管理、スタッフの空き状況の検索、電子メールやSMSによるリマインダーの送信など「Square 予約」の機能を開発者のアプリケーション上で活用することが可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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