2022年6月21日19:00
ジェーシービー(JCB)とネットプロテクションズは、現在提携しているネットプロテクションズの後払い決済サービスに関する紹介業務を、全国のフランチャイジーを通じて推進を開始すると発表した。フランチャイジーは、JCBとフランチャイズ契約を締結し、JCBカードの発行や加盟店事業を展開する金融機関およびその関連会社となる。
JCBとネットプロテクションズは、2021年2月に資本業務提携を行い、2021年8月には具体的な取り組みの第一段階として、JCB加盟店に対するネットプロテクションズの後払い決済サービスの紹介業務を開始している。同提携によりBtoCおよびBtoBの市場において後払い決済サービスを推進してきた。その実績もあり、このほど一層の推進強化を図るべく、JCBが全国の金融機関等と提携するフランチャイジーにおいても、ネットプロテクションズの後払い決済サービスの紹介業務を行う。
同取り組みを通じて、全国規模で後払い決済サービスの導入促進を行い、加盟店の売上拡大、業務効率化やユーザーにおける利便性向上につなげていきたいとした。
「NP後払い」は、後払い決済サービスとなり、年間流通金額3,400億円、導入企業7万社以上、年間ユニークユーザーは1,580万人となる。購入者はクレジットカードの情報登録が不要、かつ商品受取り後に支払いができる。また事業者はネットショッピングにおける約20%の後払いニーズを、未回収リスクなく提供できることで売上の向上が期待できるとしている。また、「NP掛け払い」は、企業間取引向けの後払い決済サービスだ。同社が企業(売り手)と企業の顧客(買い手)の間に入り、買い手への与信から請求書発行、代金回収までの決済・請求業務全てを請け負い、未回収リスクを100%保証する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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