国際ブランドデビットの高校生の利用意向は32.8%、親の持たせたい意向は15.6%(Visa/MMD研究所)

2022年8月25日12:49

ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)はMMDLaboが運営するMMD研究所と共同で、第1弾として、「高等学校の金融教育必修化に関する意識調査(高校生と親のお金に対する意識)」を実施した。予備調査では15歳~69歳の全国の男女50,000人、本調査では高校生481人、高校生の親1,000人の計1,481人を対象に2022年6月24日~6月28日の期間で実施した。

学習指導要領の改訂により、2022年4月から高校で金融教育が行われることになった。成年年齢引下げも伴い18歳から金融に関するさまざまな契約を行えるようになり、金融教育の重要性はますます高まっている。

第2弾では、高校生とその親、高校教師に金融教育に関する現状と課題を聴取した「高等学校の金融教育必修化に関する意識調査(高校生と親と教師の意識)」を発表した。

高校生1,534人と高校生の親2,503人を対象に、直近1年間で利用している支払方法を聞いたところ(複数回答可)、高校生(n=1,534)は「現金」が88.0%と最も多く、次いで「QRコード(バーコード)決済」が31.9%、「カード型の電子マネー」が23.0%となった。高校生の親(n=2,503)は「現金」が78.8%と最も多く、次いで「クレジットカード」が73.1%、「QRコード(バーコード)決済」が53.0%となった。

直近1年間の高校生とその親の現金とキャッシュレスの利用比率(Visa/MMD研究所)

続いて、直近1年間における現金とキャッシュレスの利用比率をみると、高校生(n=1,534)は「現金のみ利用」が47.3%、「現金とキャッシュレスの併用利用」が40.6%、「キャッシュレスのみ利用」が12.0%となった。高校生の親(n=2,503)は「現金のみ利用」が10.0%、「現金とキャッシュレスの併用利用」が68.8%、「キャッシュレスのみ利用」が21.2%となった。高校生1,534人を対象に、高校生の自身によるお金の管理の実施について聞いたところ、「管理している」が50.1%となっている。

続いて、お金の管理をしていると回答した高校生769人を対象に、自身で行うお金の管理方法について聞いたところ(複数回答可)、「財布の中身のみで残高を確認している」が29.3%と最も多く、次いで「銀行口座の残高をアプリで確認して管理している」が21.7%、「紙媒体(家計簿・お小遣い帳など)で管理している」が20.2%となった。

次に、予備調査から高校生481人を抽出し、お金の管理で意識していることについて聞いたところ(複数回答可)、「お金を貯めるために節約を意識している」が23.1%と最も多く、次いで「お金を使う時は計画的に使うようにしている」が22.9%、「将来必要となるお金について、考えるようにしている」が20.2%となった。

高校生1,534人を対象に、自分名義の銀行口座の所有について聞いたところ、「所有している」のは61.7%となった。

予備調査から高校生481人と高校生の親1,000人を抽出し、国際ブランド(Visa、JCB、Mastercardなど)がついているデビットカードを15歳もしくは16歳以上から利用することができることの認知について聞いたところ、認知率は高校生(n=481)が20.0%、高校生の親(n=1,000)が16.9%となった。

続いて、デビットカード未利用の高校生475人とデビットカード未利用の高校生の親906人を対象に、国際ブランドのデビットカードの利用意向(高校生に対しては自分自身が利用したいか、親に対しては高校生の子どもに利用させたいか)について聞いたところ、高校生(n=475)の利用意向は32.8%(「利用したい」「やや利用したい」の合算割合)で、高校生の親(n=906)は15.6%(「利用させたい」「やや利用させたい」の合算割合)となった。

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ペイメントナビ編集部

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