2023年1月25日9:20
イタリアのペイメントテクノロジー企業であるNexiは、金融機関や加盟店などにサービスとインフラを提供する企業で、イタリア取引所のMTAに上場している。イタリアにおいてもデジタル決済をリードする会社の1つだ。同社では2022年にリンク型決済の「Pay-by-Link(ペイ・バイ・リンク)」の提供を開始。2023年にはSoftPOSソリューションのローンチを予定している。同社では欧州中央銀行(The European Central Bank)のデジタルユーロ決済のフロントエンド・プロトタイプを開発する会社に選ばれている。
モバイル決済の成長が続く
Pay-By-LinkでWhatsapp等からリンク支払い
Nexiでは、キャッシュレス決済の普及に向けた取り組みを行っているが、「現金とデジタル決済の比率は、以前は8対2でしたが、今は3分の1くらいになっています。特にモバイルやコンタクトレス決済が急激に伸びています」とNexi Group メディア・リレーションズ ヘッドのMatteo Abbondanza氏は説明する。
モバイル決済については、Google Pay、Apple Pay、Samsung Payといったウォレットでの支払いが成長している。「以前からウォレットは推進していますが、例えば2021年に比べて2022年の上半期でモバイルペイメントは180%アップしました」とAbbondanza氏は話す。モバイル決済やコンタクトレス決済はさらに伸びると見込んでいる。
Nexiでは、2022年に新たなソリューションとして、リンク型決済「ペイ・バイ・リンク」を発表した。ペイ・バイ・リンクは、eメール、Whatsapp、テキストメッセージ、ソーシャルチャネルを通じて顧客に決済リンクを送信できるサービスだ。例えば、宅配サービスなどの企業では、利用者が日常的に利用するWhatsapp等にリンクを送信。利用者はそのリンクをクリックしてクレジットカード等による支払いを行うことができる。店舗はペイ・バイ・リンクにより、顧客がどこにいても支払いを提供できる。また、eコマースサイトがない店舗でも決済サービスを提供可能だ。
SoftPOSソリューションを2023年にローンチ
ECBのデジタルユーロ決済のフロントエンド開発へ
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。続きを読むには「Paymentnavi Pro 2022」のお申し込みが必要となります。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。